第2回習字クラスを終えて。
- mahorobagakuen
- 2022年5月19日
- 読了時間: 2分

日本文化の要とも言えるお習字を、師範のご指導のもと、子供たちが学び、体験することのできる貴重な時間。日本から遠く離れたこのシカゴという土地で、こんな贅沢な時間を過ごす事ができることに本当に感謝です。
お習字は筆で上手に字を書くことだけにとどまりません。さすが師範の先生、子供たちへ沢山の愛情と共に、お習字で大切な”心”も教えてくださいます。道具への大切さ、感謝の心、始めるまえに心を鎮めるためにみんなで行う呼吸。一つ一つが大切な学びのステップです。墨をするときの音と匂い、筆を墨につけ、書き始めるその前から、子供たちの集中力の凄さに、見ていた私も心が静まってゆきました。集中することと落ち着くことは表裏一体。真剣だけれど、すごく落ちついている。まるで水を打ったように、と言う表現がぴったりな一時間半。
自分の取り組んでいる字を書けたら先生に添削していただきます。並んで先生の添削を待つ時もとても静か。他の子の添削も興味深そうにたたずを呑んで、まるで自分の作品を添削してもらっているかのように興味津々な眼差しです。先生はどんな作品にもお褒めの言葉それからこれから伸ばしていける部分を教えてくださいます。それを持って、また挑戦。
こんなに静かで、みんな大丈夫かなと思うほど。普段はとっても元気な子供たち。クラスの後に感想を聞くと。習字をすると頭の中が気持ちいい。と言っていました。親としては、字が上手に書けるようになるかな、とか書き順覚えるきっかけになるかなぁ。なんて思っていたのですが、子供たちはそんな浅はかな私の期待を遥かに超えたところにいたようです。
今後のお習字のクラス、楽しみでなりません。